一番最初に不動産の内見に行ったときの話。4か月半くらい前の話。
賃貸暮らしの人は家の内見なんてしたことないという人が大半だろうが、マイホームを買った人ももちろん世の中には大勢いる。そういう人たちはどういう風に決めたんだろうか。身近に買った人がいないからようわからん。ちなみに記載スペックは若干数字変えてる。
スペック
- 築45年の戸建
- 大阪の南の方の物件
- 駅近、徒歩5分
- 土地85㎡、延べ床面積90㎡
- 駐車場有
- 400万
感想
何故この物件を内見しようと思ったのか、理由は2つ。
築古物件の中でも値段が高い方だった
不動産関連のポータルサイトは、検索する際に値段によるソートができる。
~500万、~1000万、~1500万という具合に。
で、ソートできる価格帯で最も安いのが「~500万」である。
築古物件というと築年数がかなり経っている物件を指すが、それと同時に全額現金で手が出る「~500万」までの安い価格帯の物件を指す。
この価格帯の中で比較的上の400万という価格設定をしている物件が果たしてどれくらいの外装・内装状態(端的に言うと汚いのか綺麗なのか)かを確認することで、それが今後の指標になるのではないかと考えたためである。
だったら何故500万の物件にしなかったのか?というと、500万ぴったり、もしくは500万ギリギリで設定している物件は「~500万」の価格帯に食い込むためにムリヤリこの付近の値段に設定しているのかなと思ったためだ。パッと見た感じこの価格帯の物件数が多い気がしたので。
(まあ、値段に関しては土地値・利便性・売主の背景等の要因で全然左右されるため、結果的にこの考え方にほとんど意味がなかったわけだが…)
見た目が綺麗そうだった
見た目も内部もボロボロという物件は写真からすでにわかるし、写真を1枚も掲載していない物件だと特別な事情を持っているケースもあるが、大抵は察してしまう。
なので、写真で状態が良さそうな物件を実際に見ることで、本当に状態が良いのか?
仲介が写真で載せないような部分はどこなのかを確認したかったというのもある。
できるだけ物件を綺麗に見せたいというのは業者としては当然だと思うし、これは実際に内見に行ってみたことでそういう傾向は大いにあるなというのは感じ取れた。
実際に内見の予約
まず電話するところからめちゃくちゃ緊張した。
今考えるとアホみたいだが、内見したいと連絡するだけで緊張した。
いや、実際には内見をしたいという内容だけでなく、電話の時点で事前に聞いておけることは聞いておきたいと考えていたので、そっちをどう聞こうかと考えていて緊張したという方が正確かも。
売却理由とか、売りに出された日の確認とか、買付の有無とか、これ以外にも色々あるが…
ただ、仲介業者と会ってもいない段階であまり突っ込んで聞きすぎるのもどうなのかという思いもあったので、売却理由と売りに出された日の2つくらいにしておいた。
しかしこれは、後々にもっと沢山聞いておいた方がよかったと思ったのでここは反省点。
内見時の反省点
初めてなので失敗したな思ったことは山ほどある。めっちゃ数が多いしこれで全部ではないが。
- チョーキングを見るのを忘れてた
- 水回りの重要性を理解しておらず設備状況を確認していなかった
- キッチンや周辺の臭い、臭気を確認しなかった
- エアコンの状態を見ていなかった
- 基礎クラックの有無を確認してなかった
- 傾きがあったが実際にどれくらいが許容範囲なのかを事前に確認していなかった
- 全てのドアと窓の開け閉めを確認してなかった
- 雨漏りの有無を確認していなかった
- 電話でもっと訊けることがあった
- 水平器を買っていなかった
ちなみにこの物件は電気と水道が止まっていたので、結果的に水回りやエアコンは確認しようと思ってもできなかったが、この時はしようとする思考がまったく働かなかったのでそういう意味で書いた。
あと、業者が出している物件なので指値はちょっと無理ですよーってあらかじめ言われたのだが本当にそうなんだろうか。
まとめ
とにかく1回目はわからないことだらけで、百聞は一見にしかずを身をもって体感したという気持ちだった。
仲介の人がどういう情報を知っていて、どういう情報を知らないのかとか。
内見時に確認すべきことをちゃんと選別して頭の中に入れておくとか(リスト化しては持っていってはいたが、60くらいの項目数を用意していたので全部見ていたら時間がいくらあっても足りないと思って、その場で重要そうなものだけに絞った)
周辺の賃貸需要を客付け業者にヒアリングしておくべきだったとか。
不動産投資はとりあえず1件買ってみて色々経験した方がいいよという意見を良く聞く。
内見を通してたぶん本当にそうなんだろうと思ったし、1棟も物件を買ったことない人間に良い物件であることの確信がハッキリ持てるかというとそれは難しいだろう。とにかく買ってみてチャレンジした方が良いという意見も良くわかる。
ただ、それでも自分で納得したものでないと後悔だけで反省はできないと思うし、1棟目で失敗すると立て直しが難しいので、なるべく妥協せずに買いたいところではある。
この記事は1回目の内見だったので感想や反省点をそれなりに書いたが、毎回こんなに書いてられないので次回から箇条書き+ちょっとまとめという方針にする。
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