『オクトパストラベラー2』の評価とレビュー
総合 | |
ストーリー | |
システム | |
戦闘 | |
サウンド |
どんなゲーム?
- ジャンル:RPG
- Switch・PlayStation 5・PlayStation 4・PCでプレイ可能(筆者はPC版をプレイ)
- HD-2D作品として有名になったオクトパストラベラーの続編
- 以下、ネタバレあり
良かった所
ストーリー
- 全体的に重めのストーリー
- 人によって好みが分かれるが自分は好き。何故主人公たちが旅をしなければならないのかが演出に色濃く反映されるので、物語にシリアスさが出る。
- キャラ同士にボイス付きで掛け合いがある
- 前作は無かった要素。掛け合い自体はパーティチャットで存在はしたがボイスは無しだった。とはいうもののメインストーリーはその対象キャラクターしか出番はないのでそこは前作通り無いままなのだが。
クロスストーリーがいくつか存在しそこでボイスありの掛け合いがあるため、そこでキャラ同士の掛け合いが見れる。
- 前作は無かった要素。掛け合い自体はパーティチャットで存在はしたがボイスは無しだった。とはいうもののメインストーリーはその対象キャラクターしか出番はないのでそこは前作通り無いままなのだが。
- エピローグがある
- 終盤に全員が一堂に会して会話するシーンがあり、このシーンを見るためにやってきたと思わせてくれる演出がある。よくぞこういうシーンを入れてくれたという思い。
また、エピローグはエピローグ自体で今まで出会ったキャラが交錯し、ストーリーの伏線も回収してくれるので非常に満足度が高かった。
- 終盤に全員が一堂に会して会話するシーンがあり、このシーンを見るためにやってきたと思わせてくれる演出がある。よくぞこういうシーンを入れてくれたという思い。
システム
- UI全般
- 前作よりもレスポンスが軽く(感じられ)、ロード時間もほとんどなかった。
- 移動速度が前作の2倍になった
- イベントシーンにオートと早送りが追加された
- 演出がパワーアップしている
- メインストーリーでのイベントシーンのカメラワークや、戦闘時にブーストMAXを使用すると一部演出が入るようになった
- メインストーリーでのイベントシーンのカメラワークや、戦闘時にブーストMAXを使用すると一部演出が入るようになった
戦闘
- ゲームスピード
- 通常速度(1倍)と2倍をいつでも選択できるようになったので、かなりサクサクプレイできるようになった
- システムを理解していれば簡単に火力が出せる
- (前作からダメージ計算式が変わっていなければ)ステータスアップ・ダウン状態やブレイク時の与ダメ計算が全て乗算なので、ちゃんと下準備すれば低レベル帯でもしっかり火力を出せる。ほとんどのボスを1ブレイク状態から屠れる。
- サブジョブによってキャラの役割を自在に変えられるので自由度も戦略性も高い
- ベースジョブにより各キャラである程度の方向性は決まっているが、基本的に誰がどんな役割をこなしても良い。エピローグまでその方向でいける。
サウンド
- 西木康智さんのサウンドが聴ける
- とにかく良い。これに尽きる。
ストーリーに合わせて最初はイントロで抑えて、戦闘に入ると盛り上がる演出も入れているため、本当に最高。
- とにかく良い。これに尽きる。
悪かった所
ストーリー
- 8人が一緒に旅をするという強い動機自体は無い
- これは前作からそうなのだが「一緒に旅をする」という“最初の”動機が特にない。
まあ、案外どういった出会いであれ、こういうあっさりした関係から始まるものなのかも。と思えばそう思える。
- これは前作からそうなのだが「一緒に旅をする」という“最初の”動機が特にない。
- サブストーリーのクリア条件がわかりづらい
- あるアイテムを持ってくる、ある人物を連れてくるなどが大体クリア条件に設定されているが、大陸各地に散らばっているパターンも多いのでなかなかわかりづらい。
システム
- 会話ログがない
- オートと早送りを導入してくれたのでこっちも欲しかった。
- エンカウント率が高く、下げる手段が1つしかない
- エンカウント率半減は今作もあるが、これがあってもなおエンカウント率が高いと感じた。前作よりは確実に上がっているので、移動だけしたい場合はテンポが削がれる。
- パーティメンバーの入れ替えが終盤まで酒場のみ
- とある理由で終盤から解禁されるが、最初から入れ替えできてもよかった。
戦闘
- 学者が弱体化されたので属性攻撃をする役割がオズバルドのみ
- 大魔法・特大魔法を使用する際にアビリティを使う必要が発生するようになったので、ザコ戦で使いにくくなった。なのでベースジョブが学者のオズバルドしか自然と属性攻撃をする機会がなくなってしまった
- ヒカリの覚えた技・オーシュットの魔物・雇う等のNPCについて、強力なモノを入手するための情報が手探り
- 裏ボスで必須とも思えるレベルの強力なモノがいくつか存在するが、各地に散らばっていたり見つけずらいダンジョンにいるため、自力で見つけるのが困難
- 裏ボスと裏ボス以外の敵で強さが違いすぎる
- 今作にも前作同様ガル○○が存在するが、ガル○○があまりにも強すぎたのでガチガチの対策をしないとクリアできなかった。エピローグまでのボスはまったく苦戦しなかった
- 控えキャラに経験値が入らない
- これは前作からなのだが改善されなかった。控えのキャラを表に出したからといって、すぐ他のキャラにレベルが追いつくかと言うとそんなこともない。最終的に全員のレベルを上げる必要があるので何とかしてほしかった。
サウンド
- 音量バランスに差がある
- キャラクターが瀕死状態で小声で会話するようなシーンがあるが、非常に音量が小さいので聞こえづらい場合があった。特にソローネ編はそういったシーンが目立つ。
各キャラクターについての感想
実際にプレイしていた時に、どういうパーティ構成でプレイしていたかについて。
- ソローネ
- 一番最初に主人公として選んだ。理由は盗賊なのでNPCに対して盗むが使えるため、序盤が楽になるかなと思って。
めちゃくちゃストーリーが重い人、その1。
スティールダガーや盗賊奥義で削りと火力が両立でき、フクロウ・コウモリ・底力の2回行動で補助もできるので最初から最後までMVP。
ソローネ・オズバルド・パルテティオがほぼスタメンでストーリー進行によってもう1人入れるといった感じで進めていた。
- 一番最初に主人公として選んだ。理由は盗賊なのでNPCに対して盗むが使えるため、序盤が楽になるかなと思って。
- テメノス
- 案外使わなかった。全体回復を使うまでには勝負が決しているので、裏ボス専用。底力の無条件シールド削りもあばく専用といった感じ。
- オズバルド
- めちゃくちゃストーリーが重い人、その2。
前作から魔法の攻撃が1回になったので大幅弱体をくらった。2回以上攻撃するにはアビリティの使用が必要でしかもバフなので回数制限がある。確実に取り回しは悪くなったが、3属性攻撃が気軽にできるジョブが学者くらいなので使わざるを得ない。ただし、予習と調べるは相変わらず初見の敵相手には強いのでそういう意味でもやっぱりスタメン。底力と大魔法を併用すればしっかり火力も出る。
- めちゃくちゃストーリーが重い人、その2。
- パルテティオ
- BPパサー・傭兵呼びがあるので常にスタメン。底力ですぐBPMAXにできるのも強い。
ただし「あるいてリーフ」がなくなったので連れ回す必要性は減った。
- BPパサー・傭兵呼びがあるので常にスタメン。底力ですぐBPMAXにできるのも強い。
- キャスティ
- めちゃくちゃストーリーが重い人、その3。
調合で全員にBPを配れるという強い役割はあるが、素材が必要なので気軽には使いづらい。いきなり底力MAXが習得できるようになってから出番は多かった。
- めちゃくちゃストーリーが重い人、その3。
- ヒカリ
- あまり序盤は使わなかったが、いきなり底力MAXを習得してからザコ戦で無双できるようになるので、終盤は常にスタメンだった。
- アグネア
- ボス戦でのバフは非常に重要だが、道中で連れ回すタイプのジョブではないのであまり使わなかった。
- オーシュット
- 魔物が揃えばけしかけるが非常に強いが、序盤はなかなか使いづらかった。
ただ、ねらいうちとねんちゃく糸はかなり強いので補助としての出番は結構あった。
- 魔物が揃えばけしかけるが非常に強いが、序盤はなかなか使いづらかった。
まとめ
従来と書き方と変えてレビュー記事っぽくしてみた。
読む人の事を考えて、実際に「何が良かったのか?」「どういうゲームなのか?」「結局面白かったのか?」をひと目でわかるようにしようとしたらこういう形式が良いのかなと。
書くのに時間がかかりすぎる場合は元に戻すかも。
話をオクトパストラベラー2に戻す。
あらゆる意味で前作を完全に超えてしまった。
ここまで面白いゲーム体験ができるとは思わなかった。
前作プレイした人は絶対に買い。プレイしていない人でもRPG好きなら迷わず買い。
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