※本ゲームは配信や動画公開が禁止されているため、この記事にネタバレを含むストーリーやトリックの内容は含んでいません
どんなゲーム?
- Nintendo Switch
- ミステリーゲーム
- 実写ドラマ系ゲーム
- ディレクターは、428でシナリオディレクターを務めた伊東幸一郎氏
良かった所
- 貴重な実写ゲーム
- 実写パート中は早送り、早戻しが細かく自由にでき、会話ログもあるので気になった所や聞き逃した箇所があった場合にすぐ見返せる
- 推理を外した時に、外した後の実写展開もちゃんと収録されている
悪かった所
- 推理が完了した後に一旦考えをまとめるパートがあるが、ほとんどヒントをもらえないので、まとめパートの存在意義があまりない
- 解決パート時に推理を外した後、推理パートからやり直しになるのでトライアンドエラーに少し時間がかかる(ただし総当たりをしてほしくない開発者の意図を感じるので想定通りっぽい気がする)
- 一部トリックの内容が前提条件に反する
- 具体的に言うとネタバレになるので書かないが、情報画面のトップにある項目の事
感想
自分が今までにプレイしたことのある実写とゲームが融合された作品というと、428とデスカムトゥルーがあるが、ノベルゲーではないのでデスカムトゥルー寄りの作品。
基本はひたすら実写映像を見てちょこちょこ選択肢を選びながら進めていき、しばらくすると事件・推理パートへと話を進めていく。
推理を行う時点で出た仮説で、必要な情報が基本的に全て揃っているので、自身の想像力で結末までの道筋は(一応)描けるようになっている。
「ドラマ仕立て」ではあるが本質は「ミステリーゲーム」。受動的にドラマを見続けるのではなく、能動的な推理が求められる。
逆転裁判のように後出しで重要な情報が出てくる事が無いので「これからどういう展開があるのだろう」的な話の広がり方では無いので、ユーザーがどういったミステリーを求めているかでゲームの演出にハマらない可能性はある。
個人的に「なるほど」と感じたトリック(というより手法)は1つだけあったが、それ以外はちょっと予想は超えてこなかった。
というのも上記にも記載したがトリックの内容が前提条件に反しているものがあり、頑張って考えた時間を返してくれという箇所があったから。
推理パートのUI周りはかなり不親切というか演出が冗長な面も多かったが、実写パート中の早送りや早戻し、会話ログ等は快適だったので、トリックの内容がもう少し納得のいくものであれば評価はガラッと変わったかもしれない。
EDのあとにタイトル画面に戻るとエピローグが見れるので必ず見ましょう。見ないと物語が終わらないです。
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