どんなゲーム?
- Nintendo Switch
- タイトル通り、無双シリーズのアクションゲーム
- 本編の風花雪月とは異なるIFストーリー
- 赤・青・黄の3学級分のルートあり。1周じっくりやって40時間程度
良かった所
ストーリー
- ベレト/ベレスがすごい喋る
- ベレトスに思い入れがある人ほどうれしい
- 本編の風花雪月よりは(比較的)血生臭い展開にはならない
- 主人公シェズが好印象
- スマブラ参戦しているほど人気のあるベレトスに取って代わった主人公キャラのため、ファンのハードルはかなり高かったと思うが、実直・素直な性格で仲間との掛け合いも楽しいものが多くとても良いキャラ
- ベレト/ベレスとジェラルトの支援会話がある
- IFならではの展開
システム・UI
- 無双の爽快感はかなり高め
- 攻撃範囲が見た目より広く設定されているからか、敵の巻き込み範囲が相当広い
- 本編の風花雪月にいたほとんどのキャラがプレイアブル化されている
- 使用できそうでできないキャラは、ツィリル、ハンネマン、アロイスぐらいでキャラ数としては十分
- 味方に指示を出して散開させられるので効率的に攻略できる
- 4人出撃制で、操作も自由に変更可能
気になった所
ストーリー
- ベレト/ベレスが敵側
- ベレトスに思い入れがある人ほど辛い
- ラルヴァに対しての掘り下げが薄い
- 最後まではっきりとした正体がわからないまま。超常的な存在という印象で終わる
- 闇に蠢く者の介入が中途半端
- ソティスがストーリーにほとんど絡まない
- 今作ではベレトスの精神内でかなり邪悪な描かれ方をするシーンがあるが、それ以降言及がなく終わる
- 上記の正体が判明しないこともあり、帝国・王国・同盟国のどのルートを取っても割と中途半端に終わる印象
システム・UI
- 各キャラクターを満遍なく育てようとするとかなりの時間を要する
- 全員が剣・槍・斧・弓・拳・魔術書を用いた兵種にクラスチェンジ可能で、各兵種をマスターすると他兵種で使いまわせるスキルも取得できる。キャラを強くしようとすると逐一兵種の変更や、満遍なく戦場に出す必要があるのでなかなか時間がかかる
- 仲間のレベルを上げづらい
- プレイアブルキャラはかなり多いが一度に戦場に出ることが可能なキャラは4人。戦場に出たキャラしか経験値がもらえず、低レベルで高レベルの戦場に出ても一気にレベルが上がったりしない。戦闘外では訓練所でレベル上げが可能だが大量のお金が必要なので、手軽に上げる手段がそんなに無い
- バトルでSランクを取ろうとすると1戦にそれなりに時間がかかる
- 特に撃破数は意識していないと取れない。Sランク報酬に英雄武器や紋章武器が存在する場合があるので取る必要性は高い
- 初期・中級兵種辺りは行動速度がかなり遅い
- 個人的に無双に求めているのは爽快感なので、この辺りはそれが阻害されてしまうなと感じた。ただし序盤を超えてしまえばそれらの兵種を使う機会はほとんどないので気にはならなくなる
まとめ
最後にプレイした一番新しいオメガフォース開発作品が「ペルソナ5S」ではあるが、あれは結構特殊というか従来の無双シリーズとはかなり趣が異なるゲームなので、近い操作感の作品を挙げるとすると「ゼルダ無双 厄災の黙示録」だろうか。ちなみに前作のFE無双は未プレイ。
アクションシステムに関しては良くも悪くも、いつも通りの無双らしい作品という感じ。
注文したものがちゃんと出てきて爽快感もしっかりあったという印象。
反面、ストーリーはかなり中途半端だったので不満点は多い。
闇に蠢く者に関してはストーリーに介入してくるのに、こちらは自身の帝国・王国・同盟国の行く末を優先するため、結局あまり深い所までは関わらない。降りかかる火の粉を払う程度。
ラルヴァはどうやらソティスに復讐したいようだが、何故そうしたいのかまでは語られない。
ソティスに関しては出番が少なすぎるので、彼女の意思が全くプレイヤー側に伝わらない。
ただ、それ以外は本編の風花雪月ファンにはうれしい要素はかなり多かった。
支援会話による掛け合いの数がかなり多く、本編では使えなかったキャラが使用できたり、IFストーリーのため本編とは異なる容姿の生徒たちの姿が見れる。
ストーリーは大雑把で薄味ではあるものの、無双の爽快感とキャラクター要素を望んでいる前作ファンの人には満足できる内容になっているのでオススメ。
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