【プレイ日記】龍が如く8

『龍が如く8』の評価とレビュー

総合	4.5
ストーリー	4.5
システム	5.0
サウンド	3.5

どんなゲーム？

• ジャンル：ドラマティックRPG
• 発売日：2024/1/26
• 龍が如くシリーズナンバリングタイトル
• 以下、ネタバレ感想あり

良かった所

ストーリー

めちゃくちゃ良かった。

主人公が春日一番に変わって2作目のタイトルとなるが、今作は7より桐生一馬にも焦点がかなり当たる。
春日一番と桐生一馬のダブル主人公と言っていいくらい両者ともにボリュームが多いし、なんなら今回はギリ桐生一馬の方が主役。

舞台はハワイだが、今までと同様に神室町や異人町も自由に歩き回れるし、サブイベント・ミニゲーム・横浜&ハワイダンジョンもあるのでものすごいボリューム。

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春日一番の母がハワイにいるという情報を沢城のカシラから受けた一番がハワイに会いに行くが、その途中で裏の組織に巻き込まれていくというお話。

ストーリーも面白かったが演出がとにかく良い。『龍が如く』や『ジャッジアイズ』シリーズは俳優が出てることもあり、よくドラマを見ているかのような面白さという風に言われるがそれに近い。
また7の頃からそうだが、春日一番の誰とでも仲良くなれる性格が存分に活かされている内容で、桐生一馬とはまた違う魅力があり、主人公としての格は桐生一馬に全く見劣りしていない。

システム

UIやバトル含めてかなり洗練されている。正直、不満なところはほとんどない。

バトルが終わった後のリザルトはボタン連打でほぼ飛ばせるし、メニューから即座に移動できるタクシーもあるのでとにかくゲーム体験は快適そのもの。

バトルは7と基本システムは同じだが、攻撃選択時にある程度の範囲を自由に移動できるようになる、吹っ飛ばし方向が表示されるようになる等、仲間と連携を取りやすくなり、より面白くなった。

キャラクター

今作の俳優枠として、King Gnu井口理さん、長谷川博己さん、成田凌さん等が出ている。良い役どころ。

あと特筆すべきは過去作の『龍が如くシリーズ』に登場していたキャラクターに、桐生一馬が会いに行くというサブイベントがあるが、これがえげつない。シリーズをちゃんと全部やってるプレイヤーからしたら感涙もの。

サウンド

そこまで印象に残ったものは少ないが、ストーリー終盤に桐生一馬が再び髪型をオールバックにするシーンは震えた。

悪かった所

システム

かなり快適に作られているのでほとんどないが、唯一横浜＆ハワイダンジョンがランダム生成ダンジョン(厳密には違うが)っぽいところになっていて、部屋の数が多く扉をいちいち開けないと移動できない仕様なのが煩わしかった。

まとめ

龍が如くシリーズでもトップクラスの面白さ。個人的には0を超えた。

今作はメインも面白いが、桐生のサブイベントがとにかく良かった。
エンディングノートを埋めていく過程や、過去作のキャラに会いに行くことが、まるで『桐生一馬の龍が如くからの卒業式』に感じられ進めるのが辛くもあったが、それにふさわしい内容だった。